【給食あるある③】「おごちそうさま」と、誰も知らない給食委員会の話
給食終了のチャイムの5分前に「おごちそうさま」の時刻をあらかじめ決めておく。
タイマーをセットして、残り時間が見えるようにしておく。
タイマーが鳴っても食べ終わらない子は当然いる。そんな子には——
「減らしていいんだからね〜、こんどからは自分のお腹と上手に相談してね」
「時間は守らないと、給食委員会の人たちも待ってるからね」
片付けを急いでいる子のご飯粒の処理は手伝ってあげる。
食器にご飯粒がはりついて、なかなかとれないから。
全員が片付け終わってから「おごちそうさま」。
昼休みに机に挟まれてぽつんとしている子は、一人もいない。
一方、給食委員会を担当していた立場から言わせてほしい。
昼休みに大混雑の給食コンテナの後片付けをした後、「これで終わりかな?」とほっとする。
給食室の鍵をかけていると、そこへ食べ終えた子たちがお盆や食器、牛乳パックを持って廊下を歩いてくる。
どっと疲れが押し寄せる。
また鍵を開けてコンテナのドアを開き、縛ったゴミ袋の口を開く。
「頑張って食べたね〜、えらいね!」と子どもに声をかけるけど、
心のなかでは「昼休みがどんどん減っていく〜、やりたい仕事が山積みなんだけど・・・」
和食などの献立によっては、後から後から食べ遅れた子どもたちがぽろぽろと給食室にやってくる。
その間、給食委員会の子どもたちの昼休みはどんどん削られていく。
そんなときは「給食委員会、もう終わっていいよ〜、後は先生がしておくからね」と言って解散させていた。
残された昼休みは10分くらい。
居残り給食をさせる担任たちは、こういう状況を想像できないんだろうな。
給食の時間って、子どもにとっては一日の中のちょっとしたハイライトでもある。
おかわりジャンケンで大騒ぎして、嫌いなわかめを先生に選り分けてもらって、タイマーを横目にかき込んで。
そういう記憶が、案外ずっと残ったりする。
「残さず食べる」より、「今日の給食、楽しかった」の方がずっと大事。
全3回の【給食あるある】、お読みいただきありがとうございました。
「わかる〜!」と思っていただけた部分があれば嬉しいです。次のテーマもお楽しみに。

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