【給食あるある②】おかわり争奪戦の攻防
「減らしたい人〜!」の次は——
「増やしたい人〜!」
大急ぎでわらわらと列に並ぶ。列の人数を数えながら、全員に平等に配れる量を計算する。
カレーや肉の炒め物は分けやすい。問題は鶏の唐揚げだ。
残りの唐揚げの数に対して希望者が多すぎると、どんどん細切れになっていく。しかも包丁があるわけじゃないので、トングとお箸で無理やり引き裂く。大きい・小さいが生じても、先生が必死に分けているのを見ているから、文句を言う子はいない。
その後はジャンケンで順番を決める。当然、大きいものから売れていく。最後の子の取り分は一口大にも満たないけれど、ジャンケンに負けた自己責任だから文句は言わない。ゲットできただけでOK、という空気になっている。
それでも残り数に対して希望者が多すぎるときは——
「限定◯名様!」
ジャンケンで勝ち残った子の顔の嬉しそうなこと。こんなことでそんなに喜ぶのか……と思いながら、こちらも嬉しくなる。
このようなやり取りを、大きなおかず・小さなおかず・ご飯またはパン・デザート、それぞれ毎日繰り広げるのだから、正直しんどい。自分の食べる時間も削られる。
それでも、みんなが納得することの方が優先だと思っていた。食べ物って、結構大事だから。
次回Vol.3は、給食のラストをしめる「おごちそうさま」と、誰も語らなかった給食委員会の裏側をお届けします。


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