「きつつきの商売」この教材を教えるたびに思い出し、白神山地のブナの森に行きたいと憧れていました。
NHKラジオで、秋田白神山地ガイド協会の会長さんのお話を聴いて、熱い「白神山地愛」を感じぜひ行きたいと思っていました。
3年前の夏休みに、秋田県側の白神山地に行く計画を立て、飛行機、レンタカーを予約していましたが、水害で登山道が閉鎖され、被災地を観光するのも気が咎めキャンセルしました。
ようやく行ける機会が訪れ、秋田県白神山地ガイド協会のホームページを見て計画を立てました。
1日目:搭乗口確認ミスで飛行機に乗り遅れ
搭乗締め切り10分前に間違いに気づきました。正しい搭乗口までものすごく距離が離れていて、結局間に合いませんでした😭
窓からは私が乗るはずの飛行機がまだ出発せずにそこに見えているのにアウト。
幸い、午後からの便を手配することができて、とりあえずその日のうちに宿につくことができました。取り乱さず冷静な対応ができたこと、自分で偉かったと思いました。
2日目:終日雨でも「日本グランドキャニオン」「白神十二湖」観光
朝から雨で、「小岳トレッキング」が予定変更。青森の十二湖にはいつか行ってみたいと思っていたのでわくわくしてました。
でも、レインウエアーを着ればよかったのに横着して着なかった私の判断ミス。登山靴の中までビショビショで終日気持ち悪かった😣
日本グランドキャニオン

ガイドさんが案内してくれたので、岩肌を触れるほど近くまで行くことができました。
白神十二湖

青池。ほんとうはすごくきれいなんだろうけど。
日差しがないためか青色には見えず、ずっと雨の中を歩いたためテンションが↘︎
最初はテンション↖︎だったのになあ😓
3日目:釣瓶落峠・田代湿原・岳岱
曇りだったけど雨は落ちなかったです😊
釣瓶落峠(つるべおとしとうげ)

青森県との県境。植生が九州とは違っていて、色も美しい。

葉が5本あるから、五葉松だそうです。
田代湿原

ちょっと歩いただけで、こんなに美しい湿原。春にも来てみたい。

岳岱自然観察教育林(だけだいしぜんかんさつきょういくりん)

ブナといえば、このグレーがかった美しい幹。「きつつきの商売」の挿絵の木もこんな感じ。

2年前に倒れてしまった樹齢400年のブナ。この森の長老だった。
すでに苔むしていて、朽ち果てていきます。

大木が倒れた頭上には、ぽっかり穴が空いていました。
光が差し込んで、次の世代が成長できる世代交代。生命の循環。
長老がいなくなったと思うと寂しいけれど、それが自然の掟。感慨深いものがあります。
この他にも
雪の重さに耐えて枝が曲がった木とか↓

岩にしっかりしがみついて立っている木とか↓

雨水をたくさん含むことができるため、体中がキノコだらけの木とか

歳を重ねてコブがたくさんできている木とか↓

色々と観察できて面白かったです🥰
4日目:ゆとりあ藤里温泉
朝から再び小雨。
温泉にゆっくり浸かって飛行機までの時間を過ごしました。
冷たい外気に露天風呂が最高です☺️
白神世界遺産センターの駐車場で 秋田白神山地ガイド協会の会長さんをお見かけしました!
3年前、NHKラジオで「白神山地愛」を熱く温かく語っていた、あのじいちゃん。
声をかけたかったけど、なんて言っていいかわからなくてできなかった😓
こんな偶然、もう二度とないのに。後悔。
3泊した「だまっこ屋」おもてなしが最高!
すべてのお料理が手作りの家庭料理。とても美味しくいただいて完食。体重増えた😅
アクセスが良ければ何度も訪れたい白神山地。
今回は天候にも恵まれず。
行ってみてよかった。秋田の人々の温かさを感じた旅でした。安心しました。


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