支払うべき健康保険や年金、住民税の次に不安になるのが、このまま無職で生活でいるのか・・・ということです。
まず、大きな金額が動く保険と住宅ローンについて手を付けました。次に日々の生活費、その次にiDeCoなどのリスク資産について考えました。
1.保険の解約・見直し
保険の考え方は、「確率低・損失大」です。必要な保険は3つ、①自動車保険の対人・対物 ②火災保険 ③生命保険(収入のない家族がいる人のみ)です。私は独身なので、そもそも生命保険は必要ありません。なので、自動車保険と火災保険だけ残してこれは見直し、後は解約しました。
①貯蓄型保険の解約
私は、介護保険・かんぽ終身保険・年金保険・年金共済など7本も保険に入っていました!😱今だったら絶対に入りません。契約した途端に高い手数料を取られるからです。当時はそんな知識がなかったですし、家族が保険も担当していたし、今とは違って「株式投資なんて危なくてとんでもない」という価値観だったからです。当時は定期預金の金利もとても低くて、保険に入ったほうがお得と思っていました。
介護保険の解約

介護保険には、はじめは入る気持ちはありませんでした。入口は職場に出入りしていた金融機関の財形貯蓄です。9年前、外交員の方から「税金がお得になりますよ〜」と言われて入りました。お得になる仕組みは全く理解していませんでした。掛け金が給料から天引きされるから、課税所得が少なくなるということなんでしょうね。今はこの程度なら理解できます。今なら財形貯蓄なんて絶対しません。理由は次の3つです。
理由①
上限いっぱいまで貯めるつもりで契約しました。月5万円ずつ、59歳の夏まで約9年間です。やっと満期になった!と楽しみにしていたのに、実際は3ヶ月分積み立てられていませんでした。外交員の方に調べてもらったら、職場の許可など手続きに長くかかり、3ヶ月後にようやく始まったらしいです。だったら、夏までではなく秋まで積立期間を延ばして上限まで積み立てたかったのに、手続きに3ヶ月もかかるなんて説明はありませんでした。支払った履歴が9年間分も手元にあるわけではないので、悪い方に考えると保険会社にぼったくられていたのかもしれません。なんだかな〜という気持ちでした。
理由②
月5万円を約9年間も積み立ててきたのに、利息が3000円ぐらいしかついていませんでした。信じられなくて提示された受取額を目をぱちぱちさせながら何度も見ました。こんな利息なの?ネット銀行の定期預金年利0.4〜0.5%の利息を見慣れていたので驚きました。契約したときの年利がいくらだったのか当時は気にもしていませんでした。無知って怖いですね😭
理由③
所得税がいくらか安くなったのだろうから、まあいいやと気丈に気を取り直したのですが、ここで外交員にやられました😓「もし、すぐに使う予定がないのであれば、こちらの保険に乗り換えるとお得ですよ」と。いきなり数字がずらりと並んだ一覧表を見せられて、目がくらみました。さっきは利息が3000円だったのに、今度は何十万円も増えていくではありませんか!予定利率1.7%と書いてありました。えっ、高い!お得かも。
ただ、3年以上据え置いておかないと元本割れになる仕組みでした。「3年ぐらいなら置いておけるかな〜」と、もう目が受取金額の一覧表に釘付けになり、他の使い道に頭が回りませんでした。今ならこの金額をまるっとインデックス投資します。アホな私。
なぜ、3年以上置かないと元本割れしてしまうのか。理由は、それが保険会社の手数料になるからです。自分でインデックス投資をすれば、手数料を他人に支払う必要なんてありません。気が付かない私はアホでした😭
数カ月後、お金の勉強を始めて、貯蓄型保険が毒キノコだと知ってから即解約しました。12万円ほど損しました。外交員の話に乗ってしまった私がバカでした。すぐに全額まるっとオルカンに投資しました。1ヶ月後の4月のトランプ関税ショックでマイナスになり、泣きっ面に蜂状態でしたが、2ヶ月後の今は約2%ほど利益が出ています。結果オーライです。保険の外交員には絶対関わってはいけません。
かんぽの終身保険と年金保険解約

兄が郵便局員だったので、少しでも役に立てればいいなという気持ちで、終身保険3本、年金保険1本に入っていました。
契約時、支払金額と受取金額を提示されましたが、増えていくはずだ、郵便局だから信頼できると信じ込んでいた私はよく考えもせずに契約しました。
60歳手前まで、15〜10年ほどかけてやっと満期になりました。この頃には、貯蓄型保険は毒きのこだと知っていたので、即解約しました。金途中で掛け金を一括払いにしたり特約を外したりしていたので、正確な払込金額がわからないのですが、4本全部解約しても、こんなに長く掛けていても利益は数万円でした。やっぱり手数料が高いんですね、結局。介護保険の時の民間保険会社と同じように郵便局もなの?とがっかりしました。郵便局も今は民間なので当然なのですが、もうちょっとマシなのではと淡い期待を抱いていました。元本割れでなかっただけでもよしとします。
②地震保険の解約・火災保険の見直し

マンションは大震災にあっても一部損壊としかみなされないことを知りました。一部損壊だと保険金額の5%です。これでは再建なんてとてもできません。地震保険はとても高いし、今後は保険料がどんどん高くなると、保険代行をしている親戚からも以前から聞いていたので、外しました。
火災保険は、家財に対する保険をぐっと安く変更しました。マンション購入当時は、在職中でバタバタしているし何もわからないので、保険会社から提示された例をそのまま契約しました。今考えると、私は独身だしシンプルライフを目指しているので、高価な家財はほとんどありません。保険をかけてまで守るものは持っていません。それに、マンションの中階層なのに、水難補償もおすすめプランに入っていて、そのまま入っていました。今回外しました。無知って損しますね😭
心配していたのが、床暖房と壁面に大きな鏡を取り付けていたので、もしこれが壊れたら高額になるだろうということです。保険会社に問い合わせたら、どちらも建物に含まれるということだったので、安心して家財の金額を低くしました。
他にもいろんなオプションをよく知らずにつけていたので、全部外しました。日常生活賠償特約の内容がよくわからなかったので、チャットで相談しました。独身で小さいわんぱくな子供がいるわけでもなく、じてんしゃの補償は自動車保険と二重になることもあると分かって、外しました。
③自動車保険の見直し

親戚が保険代行をしていますし、地元では有名な保険会社なので安心感があり、勧められた保険会社に迷いなく37年間入り続けていました。保証内容のことなどよくわからないので勧められた通りに掛けていました。
でも、親戚が保険代行をやめることと、代理店の対応が今ひとつだったこと、保険料がどんどん高くなっていくことを理由に、ネットの保険会社に変えました。ネットで一括見積もりサイトを見て、補償内容も説明を読んで決めました。つけたのは
- 対人・対物無制限の賠償
- 自身・同乗者の補償
- 弁護士費用特約
- 個人賠償責任補償特約
- 自転車傷害特約
- ロードアシスタンス特約など自動でついているもの
これだけに絞ったので、保険料は前年の半額になりました。
2.生活費防衛資金

生活防衛資金とは、生活していくのに必要な最低限の生活費のことです。これを明らかにしておくと、必要な老後資金が計算しやすくなります。半年〜2年間分はとっておくことが必要だそうです。
まず、サブスク費用を明確にして見直すことをしました。これは毎月かかって料金が決まっている固定費なので、一度見直しておくと毎月見なくていいので楽です。私は「敵1」としました。
もともと数年前からスマホは格安SIMにしていましたが、さらにシンプルな料金体系の日本通信SIMに変更しました。私は家にいることが多くてWi-Fiを主に使うので、ギガ数は一番小さくてもいいです。
他には、YouTubeプレミアムや1Password,ChatGPTなどの使用料、マンションの管理費や固定資産税もサブスク費用に計上しました。
次にマネーフォワードMeという無料アプリで支出を抜け漏れなく記録しました。これを記録しておけば、食費や日用品、水道光熱費、医療費、美容代、交際費などの傾向がわかります。これは「敵2」に入る項目です。
ちなみに「敵3」とは、だいたい定額だけど、3ヶ月に1回、1年に1回など不定期な支出のことで税金や社会保険料、車検費用などです。私は、6月までには健康保険、年金、住民税は支払済みになりました。
その記録を元に、家計管理表をスプレッドシートで作りました。すると、1年間の支出傾向を掴むことができます。
在職中よりも、食費や電気・ガス代が上がりました。家に長くいるので当然ですね。でも快適さや満足度を優先させたいので、これでいいと思います。
3.敵4の種類と金額

「敵4」というのは、支出のタイミングが不定期で金額も不確定なものです。家計管理で一番厄介な敵と言われています。私はChatGPTに聞きながら、以下の8つを計上しました。
①家のリフォーム代→一人暮らしだから劣化は遅いので、15年後ぐらいに1回やればいいらしい。
②家電の買い替え→あと2回ぐらい必要。
③自動車の買い替え→あと3回ぐらいかな?車は金食い虫だということが分かったので、次は中古の軽 自動車にします。車検代がめちゃめちゃ高くて驚いたからです。
④医療費
⑤介護費
⑥葬儀費
⑦火災保険料
⑧予備費
この中で高額なのが医療・介護費でした😅。やっぱり健康は大切。人によって異なりますが、私は多めに見積もって約◯000万円としました。家の劣化を遅らせるためにマメに掃除したり、見栄をはらないようにしたり、健康第一を意識したりしたいと思いました🙌
4.iDeCoの拠出金額とリスク資産割合
計算が複雑なので、ChatGPTを使っていろいろな条件で調べました。

①iDeCoの掛け金調べ
始めた当初から、上限の金額を拠出していました。でも、1月の法改正で、iDeCoの出口戦略が難しくなりました。そこで、3月からの金額を最低限の5000円に下げました。このときには気づいていませんでしたが、退職すれば1号被保険者に種別が変わるので、4月からは拠出金額の上限が6万8000円に上がるのです。この事に気づいてから、拠出額を上限まで上げたくなりました。でも、金額変更は1年に1回のみとネットで調べて分かり諦めていました。
すると6月に、iDeCoの金融機関から封書が届き、種別変更ができていないエラーがでて、拠出できない状態であることが分かりました。金額変更のことを電話で問い合わせると、種別変更をする場合は金額も変更できると分かりました。ChatGPTと相談した結果、私は無収入なので節税効果はないと分かりました。なので、種別変更だけして、拠出金額は5000円のままにすることにしました。
②リスク資産の割合
新NISAは上限までいれる予定です。この場合、iDeCoと特定口座も合わせて、リスク資産額がどれくらいになるのか、割合はどれくらいになるのかChatGPTに計算してもらいました。
リスク資産の購入については、新NISAが終わる63歳の2028年で終わろうと考えています。iDeCoの拠出は61歳で終わります。
60歳のリスク資産許容度は約40%と言われているので、あと少しできそうです。その分は、特定口座でオルカンか、高配当株かLQD購入しようかな、と考えています。
無リスク資産については、今までは定期預金をしていましたが、満期が来たら国債購入に当てようと考えています。最近は国債変動10の金利が1%(R7.6月現在)になっているので、ネット銀行の定期預金よりもお得です。銀行口座をできるだけ減らして管理をシンプルにしたいので、殆どを国債にする予定です。
5.ふるさと納税
無職になり所得がないので、ふるさと納税しても意味がないことに最近気づきました。ふるさと納税がお得なのは、ある程度の所得がある人であって、そもそも所得がない私には減税効果がほとんどありません。その事に気づかず、今年に入って2万円以上買ってしまいました。マジの寄付金になっちゃいました😭今後私にはふるさと納税は関係ありません。しても5000円以下です。そんな商品ってあるのでしょうか?もしあってもほしくないものだったら、しないほうがいいですよね🥲
6.まとめ
退職して無収入になると、一番心配になるお金のこと。まずは、金額が大きいところから見直しすることをお勧めします。取り組むのはとても億劫ですが、一度やってみて把握しておくと不安が和らぎます。実際は私の場合、しつこく何回も何回も調べたり再計算したりしたのですが(汗)。
1.保険の解約・見直し
2.生活費防衛資金
3.敵4の種類と金額
4.iDeCoの拠出金額とリスク資産割合
5.ふるさと納税
年金の任意加入とiDeCoの拠出金額については、未だに思案中です。自分でコントロールできないところなので、勉強が必要です。難しいですね。今後、どのようにしたか決めたらご報告します。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!どなたかの参考になれば嬉しいです。
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