退職後にしたこと〜その2〜(お金編)

老後資金
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 プチなやりたかったことを一通り済ませたら、次は一番気になるお金関係のことです。在職中は職場にお任せだった諸々の支払いや申込みを自分でやらなくてはなりません。退職前にネットで調べてある程度知っていたつもりでしたが、実際その立場になると知らなかったことがたくさんありました。
 私と似たような状況の方は限定的かと思いますが、私が困ったり迷ったりしたことなので、どなたかの参考になれば嬉しいです。

1.国民健康保険(任意継続の申込みと支払い):3月下旬

 国民健康保険については、共済組合を任意継続を選択し、1年間の保険料が四十数万円でした😱 
 ネットで調べると、任意継続は2年間できますが、1年間だけにして、2年目からは国民健康保険に切り替えたほうがお得だそうです。理由は、保険料が前年の収入に応じて決まるからです。私は今後も、ほぼ無収入状態が続きそう😅なので、任意継続は1年間だけにします。
 私の場合、任意加入をどうするかの書類が3月中旬頃に来て、仕事で1日中バタバタしてるのに支払期限が3月24日でした。期間が10日ぐらいしかない!銀行が開いている時間に有給が取れる日が1日だけあり、地銀で一括払い。これ以外の支払い方法もあるらしいけど、手数料がかかるようです。 

2.国民年金(保険料・付加年金・任意加入):3月下旬〜

 ①国民年金保険料と辞令

  国民年金は、60歳まで加入義務がありますが、私はあと2ヶ月分残っていたので、支払い方法や金額を確認するために、退任式の服装のまま年金事務所に行ってみました。一応、年金定期便も持って行きました。でも基礎年金番号が分かれば特に必要ありませんでした。
 未納の分は、 後日、納付書が郵送されてくることが分かりました。ただ、正式に退職したことを証明するために「辞令」を提出する必要があるとのこと。もらった心当たりがありませんでした。私は旅行のために辞令交付式を欠席するので、後でもらえるのかな?一抹の不安。そもそも、退任式の後日に辞令交付式があることを知りませんでした。退任式で終わりではなかったんです。常識知らず。(汗)

 旅行の後、記章返却と辞令の受け取りに職場に行きました。
「辞令」って書いてあるものはなくて「感謝状」が1枚でした。B4サイズぐらいの賞状みたいなやつ。私の代わりに受け取ってくれた上司はもう退職しているし、次の上司には分からないだろうから迷惑かけたくないし、帰宅してから県に問い合わせしました。「担当者がいないので後日連絡します」と言われたけど、結局1週間以上連絡ありませんでした。
 急ぎたかったので、ご迷惑を承知で辞令のことを前上司に聞き、次の上司、事務職員、市と順に問い合わせていただいて、感謝状が辞令の代わりなのだとやっと分かりました。沢山の方々の手を煩わせてしまいました。
 それにしても、あんなにでかいのが辞令?B4あるし。「感謝状」ってタイトルだし。辞令って、ふつうはA4サイズです。感謝状=辞令なんて知りもしません。誰も言ってくれません。でも一応このサイズのままコピーして年金事務所に提出。「こんなに大きくなくていいです」と言われました。やっぱりそうですよね。

 後日、自宅に国民年金支払いの納付書が郵送されてきました。60歳までの2ヶ月の未納分です。付加年金月400円を上乗せしたので、1ヶ月分:1万7,910円の2ヶ月分:3万5,820円です。QRコードで楽天ペイ払い。おうちで楽々できました。

 ②付加年金

 国民年金のことの続きなのですが、付加年金も上乗せすることにしました。付加年金とは、月額400円払えば年金受給時に200円上乗せして受け取れるというものです。2年以上受給すればもとが取れる計算です。

 ③国民年金の任意加入(学生時代の未納分)

 年金事務所に行ったとき、学生時代の年金未払分の支払い方法も尋ねました。私は、20歳から22歳の誕生日前月まで、年金保険料を払っていませんでした。当時の法律では学生は払わなくてもよかったのですが、今では20歳から60歳まで支払い義務があるそうです。40年間保険料を支払うと、老齢基礎年金の満額83万8,900円がもらえます。
 学生時代の未払い分については、私世代の人達は払う義務はありませんが、受給額は保険料の支払いが少ない分、当然、受給額も少なくなり満額ではありません。でも、任意加入という手続きをして、足りない期間分の保険料を払えば満額を目指すことができるそうです。誕生日の前日から支払えるとのことで、誕生日前日に予約を取って再度行きました。
 私の場合、満額までに34ヶ月足りなかったので、2ヶ月+20ヶ月(割引あり)+12ヶ月(割引あり)=34ヶ月というような分け方で支払うことになりました。このような分け方になった理由は、2年分や1年分、半年分など、まとめて支払うと保険料が割引されること、まとめて支払うには4月から始めないといけないというルールがあることなど、ちょっと複雑です。不足期間の分け方は、その人の誕生月に関わるので、人によって異なります。もちろん、まとめずに1ヶ月ずつ支払うこともできます。
 ちなみに私の場合、20ヶ月まとめて支払うと、1万1000円割引になるとのことでした。その次の12ヶ月(1年一括払い)については、その時の保険料が年金法改正により、まだ確定していないので正確には教えてもらえませんでした。

3.住民税の支払い:6月

 6月に住民税の納付書が届きました。4回に分けて支払えるようですが、支払いを忘れてしまうかもしれないので、一括払にして30万円弱でした!😱市役所にクレカ払いができるか問い合わせてみましたが、来年からの対応ということでした。なので、ゆうちょ銀行が近いのでそこにしました。

4.記章の返却と非常勤講師:3月下旬

①記章の返却

 記章とは、職員であることを表すバッジです。もらった当時、「これはとても貴重なものだから絶対になくさないように」と言われて、大事に保管していました。でも、校外での研修会にははめていかなければなりません。私は、大事にしすぎてはめる習慣がなく、忘れていくことが多かったです。それを反省してバッジをつけて研修会に参加したことが1回だけあります。この日、バッジを大事にするあまり、なくしてはいけないと思い研修終了後すぐにポケットにしまいました。そのことを忘れて洗濯機でガンガン洗濯してしまいました。あとで気づいて、排水と一緒に流れていかなかったことにほっとしましたが、この経験からは怖くてバッジをつけなくなりました。
 それから十数年、バッジの存在をすっかり忘れていて、本当は退任式の日に返却しなければならなかったのに忘れていました。なので、旅行から帰ってきて次の日の朝、速攻で職場へ返却に行きました。

②非常勤講師

 記章返却と辞令受け取りに行った日、上司から非常勤講師の話をいただきました!しかも、今までの職場でのお仕事。1年間に9回だけのお仕事なので、稼げるとまでは言えませんが、一応「前向きに検討します」とお返事して帰宅。チャッピーに相談すると、ぷっつり切れてしまうよりは社会とのつながりがゆるくあったほうがいいと後押しされ、次の日には書類を提出しに行きました。証明写真が必要だったので、インスタントで撮って貼りました。この時期は上司がとても忙しいので、早く決着着いたほうがいいだろうと思って即行動しました。三方よしの働き方だと思います。

5.特定健診・がん検診の問い合わせ:4月

 4月の市報に、がん検診の募集が載っていました。在職中は、職場で人間ドックの募集が呼びかけられていたので、その時に申し込めばできたのですが、今年は自分でしなければなりません。
 とりあえず市の保健センターにがん検診を予約しました。すると「血液検査などの一般的な特定健診は自分で何どこかの医療機関で受けてください」とのこと。人間ドックだったら一度の申し込みで済んでいたのに。がん検診と特定健診、人間ドックの違いが分かっていませんでした。
 そこで、共済組合のホームページから予約しようとしましたが、任意継続の人は人間ドックは申し込めないと書いてありました。よく分からなかったので、共済組合に電話で聞いてみました。
 すると、7月中旬頃に共済組合から特定健診の助成券が郵送されてくるので、自分で医療機関に申し込めば少し安くなるとのことでした。そして、がん検診も希望する場合は、住んでいる市町村が実施しているものに申し込むということでした。共済組合や保健センターに問い合わせて初めて知りました。
 在職中は、人間ドックに申し込みさえすれば、あとはオプションを選ぶだけだったのに。厚遇されていたことに初めて気づきました。
 このことは「退職者のしおり」という冊子に書いてあるとのことでしたが、冊子をもらっただけで内容について誰も説明をしてくれないので、一応読んでいたのに意味を理解していませんでした。これって、わたしだけではないのでは・・・。

6.銀行口座の断捨離:4月〜

①生協の口座変更届

 共済組合の生協に出資金が残っていました。口座は地銀だけど、8月の定期預金の満期が来たら、口座を解約するので、ゆうちょ銀行に口座を変更しました。生協からの入金は来年の4月なので、1年近く先なのだけど。少しでも銀行口座を減らして、管理を簡単にしておきたいと思ったからです。

②住宅ローン完済

 4月中旬のハウステンボス旅行後、退職金が銀行口座に入金されていることが分かりました!思ったよりも早かった!嬉しいです。
 在職中は住宅ローン減税のお陰で、年末の還付金が結構高額だったのですが、所得がない今の私には、住宅ローン減税は効果がありません。なぜなら住宅ローン減税は、所得税が減税されるものだからです。無収入の私には、そもそも所得税がかからないので減税もありません。無収入なのにローンで分割払いを続けると、減税されないのに利息は支払い続けることになります。退職してから気づきました。
 住宅ローンを選ぶとき、できるだけ低い金利のものを必死になって探して比較して迷ってやっと決めました。そもそも元金がとても高いので、低い金利でも利息はばかになりません。すぐに住宅ローンを完済することにしました。
 金融機関のホームページで、完済手続きのボタンがなかったので、金融機関に電話で問い合わせたら、手数料のかからない裏ワザと言って教えてくれました。それは、端数を残して繰り上げ返済し、残りをいつもの返済額と合わせて支払うと完済できるというものでした。どうして一度で完済させてくれないのか不思議でしたがその通りにしました。定額送金サービスも解約が必要でした。
 住宅ローンを完済することについて、「団信がついているから、もしものときにはローンがチャラになるから、住宅ローンは続けたほうがいい」という意見を聞きましたが、私は学長の「借金なんかすんじゃねえ!」の教えに従って、とっとと完済しました。これで、住宅ローンのために開設した銀行口座を解約して口座を減らすことができます。
 抵当権抹消登記は法務局へ。ネットでも調べて書いておいたので、手続きが早くできました。これでもう、住宅ローンのことを頭の片隅においておく必要がなくなりました。脳のリソースが空きます。

7.まとめ

 退職して無収入になると、お金のことが一番気になります。まずはお金関係で必ずやらなければならないことと、仕事のことを書きました。

  • 国民健康保険(任意継続)の支払い
  • 国民年金(保険料、付加年金、任意加入)の支払い
  • 住民税の支払い
  • 住宅ローン返済
  • 銀行口座を減らす
  • 記章の返却
  • 次の仕事を受ける

 在職中は、事務職員の方にこんなにお世話になっていたことに、今更ながら気づきました。自分で手続をすることで、社会保険や税金の仕組みが少しずつ分かってきました。こうやってまとめておくことで、改めて振り返ってみて勉強になりました。
 少しでもどなたかの参考になれば嬉しいです。

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