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アラ還女子のiDeCo出口戦略!

イデコ 老後資金

 「iDeCoは出口が難しい」と言われています。
私は52歳の頃、「iDeCoは節税になるから掛けたほうがいい」との話を聞き、早速始めました。
デメリットとして「60歳まで引き出せない」ことが挙げられていますが、「もっと先のことだから」と深く考えていませんでした。
しかし、あっという間に60歳!どう受け取ったらいいのかよくわからないアラ還女子の方々も多いのではないでしょうか。また、老後資金について、なんとなく不安に思っている方もいらっしゃると思います。
退職して無収入になった場合、どのような受け取り方をしたらお得なのか、あらかじめ知っておくことで、老後資金の見通しが立てやすくなり安心材料になりますよ!

受け取り方3つ

 まず、受け取り方のルールとして、「加入して10年以上経っていること」というものがあります。私は52歳から始めたので、受け取れるのは61歳以降です。
掛け金を支払うときには、年末調整で節税になりますが、受け取るときには税金がかかります。
そこで、受け取るときに所得税などをできるだけ節税する方法を調べました。

一時金受給

文字通り、一括でもらう方法です。この場合、「退職所得控除」という優遇税制で、所得税や住民税を大幅に節税することができます。しかし、この「退職所得控除」を退職金の受け取りで使うと、税制改革でルールが変更されて、人によって違いますが、1回しか使えません。以前は2回使うことができたようですが。
つまり私の場合、59歳で退職して退職金をもらうときに「退職所得控除」の枠を使い切っているので、iDeCo受け取りのときには使えないのです(泣)。

年金方式受給

5年、10年、15年、20年間に分割して受け取り
私のように、
・iDeCoは61歳以降の受給
・65歳から年金を受給
という条件では、最短の5年間を選んでも、65歳のときに、受け取る年金とiDeCoを受け取る最後の年が重なってしまいます。すると、所得額が高くなるので税金も高くなってしまいます。なので、私は選びません。
10年、15年、20年の分割の場合も同様に、年金受給と重なってしまうので、当然選びません。

一時金受け取りと年金方式をミックス

このような方法もありますが、計算が複雑すぎて、私は選びません。

退職金、iDeCo、共済年金の受け取り時期をずらす

私は共済の年金積立もやっていました。こちらは62歳から受け取り可能です。
税金のかかり方は所得額に左右されます。しかも、税金のかかり方が複雑で、所得税はその年の所得額にかかるのに対し、住民税は前年の所得額にかかります。もう、頭が混乱します(泣)
なので、受け取り時期が重なったり連続したりしないように受け取るのが一番いいようです。
つまり私の場合
 ・59歳で退職金を受け取る(所得控除額使い切り)
 ・61歳でiDeCoを受け取る
 ・63歳で共済年金を受け取る
 ・65歳から年金を受け取る
このような戦略をとることにしました!ほぼ一年おきです。iDCoも共済年金も分割にせずに一括で受け取ります。
理由は、インフレ対策です。受け取る金額が決まっているので、後になればなるほど、インフレのあおりを受けて、受け取る現金の価値が下がるからです。なので、できるだけ早いうちにもらっておく、という戦略です。
もし、生活費に余裕があれば、国債変動10に入れて安全に確保してもいいし、投資資金に回してもいいし、旅行などに使ってもいいし・・・。資金拘束されるよりは自由に使える状態にしておきたいです。

まとめ

iDeCoの出口戦略は、人それぞれなので難しいです。私のようなアラ還女子の場合、

・退職金受け取りで「退職所得控除」の枠を使い切っている場合、一時金を検討する
・退職金、iDeCo、共済年金、年金の受け取り時期を連続しないように空ける

私と似たようなアラ還女子の方々(男子の皆さんにも)の参考になれば嬉しいです。
現役だと、ゆっくり考える合間もなく、あっという間に受け取り時期が来てしまいます。
老後資金のことをなんとなく不安に思って過ごすよりも、ある程度の見通しを持って、スッキリした気持ちで退職後の生活を楽しみにしていただきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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